意外と知られていない心理学の話。

よく言われている「操作の心理学」ではなく、学問としての心理学(主に臨床心理学)について書いていきます。このブログにより、世間一般の認識と実際とのズレを知ってもらい、少しでも多くの人が周りの人を思いやり、支援し合えるような社会になる手助けになればと思います。よろしくお願いします。

内発的動機付けの話。

 

 

お久しぶりです。

 

 

 

少しばかり投稿したい内容を思いついたので

書いてみようと思います。

 

 

テーマはタイトルにもある通り、

内発的動機付けについてです。

 

 

内発的動機付けとは…

外からの具体的な報酬(金銭など)なしに

自らの内面から湧き出てくるような

やる気やモチベーションのこと。

 

 

 

まず皆さんに質問です。

仕事でも勉強でもなんでもいいです、

目標はありますか?

 

また、その目標に向けて

どんなことをしていますか?

 

 

目標を達成するための取り組み方は

人それぞれだと思います。

自分なりのやり方というのを

見つけることも大切です。

 

 

 

しかし、どんな目標を達成するにしても

それまでの課題は三つの領域に

分けられると僕は考えます。

 

 

それは、

  1. やりたいこと(want to do)
  2. やるべきこと(should do)
  3. やらなければいけないこと(have to do)

 

 

の三つです。

『何を当たり前のことを…』

と思われる方もいるかと思います。

 

 

ただ、この三つの課題に取り組む上で

大切なのが、テーマにも挙げた

内発的動機付けです。

 

 

その理由を説明するために、

また少しだけ心理学的専門用語の

説明をしたいと思います。

(やっと、ぽい内容になります)

 

 

ここで説明する専門用語は

 

  1. 外発的動機付け
  2. エンハンシング効果
  3. アンダーマイニング効果

 

 

の三つです。

順番に説明していきます。

 

まず、外発的動機付け。

外発的動機付けとは…

内発的動機付けとは逆に、外から具体的な報酬が得られることがやる気やモチベーションに繋がっているような場合のこと。

 

 

次に、エンハンシング効果。

エンハンシング効果とは…

ある行為に対する内発的動機付けが低い(自発的なやる気やモチベーションが低い)場合に、まず外からの具体的な報酬を与えることでその行為に対するモチベーションを高め、その行為や小さな目標を達成するたびに報酬を与え続けることで、次第に内発的動機付けが高くなっていくこと。

 

 

最後に、アンダーマイニング効果。

アンダーマイニング効果とは…

エンハンシング効果とは逆に、元々内発的動機付けが高い(ある行為に対して、何の報酬もなしに自発的にやる気やモチベーションがある状態)場合に、外からの具体的な報酬を与えることで、どんどん内発的動機付けが低くなり、報酬なしにはその行為に取り組まなくなること。

 

 

 

 

専門用語の説明は以上です。

 

ではこれから、この三つの用語を用いて

先述した目標を達成するための

三つの課題との関係性について述べます。

 

 

 

 

先ほど僕は

  1. やりたいこと(want to do)
  2. やるべきこと(should do)
  3. やらなければいけないこと(have to do)

 

の三つが、目標を達成する上で

大切だと述べました。

 

 

では、この三つを内発的動機付けが

高い順に並べるとどうなるでしょうか?

 

 

  1. want to do(高)
  2. should do(中)
  3. have to do(低)

 

 

となります。

ということは、

外的報酬の必要性の順で並べれば

 

 

  1. have to do
  2. should do
  3. want to do

 

 

となります。

 

先ほど説明した

エンハンシング効果と

アンダーマイニング効果のうち

ポジティブな方へ向かうのは

エンハンシング効果です。

 

内発的動機付けが低い

 

つまり

 

『あまりやる気が出ない

けどやらないといけないこと』

 

にエンハンシング効果を用いれば

勝手にやる気が出てくる、

つまりこまめに外的報酬を与えて

内発的動機付けを高めればいい

ということになります。

 

 

 

これとは逆に

アンダーマイニング効果では

報酬を与えることでやる気がなくなるので

やりたいことに外的報酬を与えることは

避けた方がいいことがわかります。

 

 

 

 

つまり、

やらなければいけないこと

外的報酬をこまめに与える

 

(可能ならやるべきことにも少しだけ

報酬を与えてもいいとは思います)

 

 

ことが、目標達成においては

重要だということです。

 

 

 

 

そして更に大切なことは

(むしろ僕が言いたいのはこちらな気がする)

 

 

目標を達成する上では、やらなければいけないことをいかに楽しみながらやれるか

 

 

ということです。

人間、やりたいことは勝手にやります。

それだけやってればそら楽しいでしょう。

 

 

しかし、どんな活動や仕事でも

上で述べた三つの課題は

必ず目の前に現れます。

(これは言わなくても誰しもが感じでいること

だと思いますが、一応)

 

 

 

そのときに

やらなければいけないこと

やるべきこと

を、どれだけ楽しみながら

取り組めるか?

が、何かを達成する上では

かなり重要なファクターになると

僕は思います。

 

そして、それができる人は

大抵のことに楽しみながら取り組めます。

 

 

ということはつまり

多少しんどくても楽しめるような

自己管理能力

セルフコントロール能力

があるということです。

 

 

 

これは何をするにおいても

有利に働くのでは、と思います。

 

 

 

もちろん

無理してテンションを上げろとか

無理して飲みに行けとか

そういうことを言いたいのでは

ありません。

 

 

 

 

やる気が起きない事柄に対して

 

やる気を上げる術を心得ているか

 

ということです。

 

 

 

客観的に

 

『何か調子出ない…』

『今日やる気起きないなー』

 

ってことが自分で把握できて、

 

『じゃあ今日はこうしよう』

 

って対策をいつでも

打てるようにしておくことが

 

仕事の効率も上げ

周りの人にも配慮でき

なにより

自分を元気にできる

安心できる

 

ことに繋がる、ということです。

 

これをわかっているだけでも

物事に取り組むハードルが

かなり下がることになるので、

 

色んなことに挑戦できるようになります。

 

上手くいかなくても、

少し調子が悪いときでも、

 

「なんとかなる」

「なんとかできる」

 

という余裕が心に生まれます。

 

その余裕から

冷静な判断や素晴らしいアイデア

生まれます。

 

 

 

 

 

長くなりましたが、

めちゃくちゃ簡潔にまとめると

 

 

目標を達成する上で

やりたくないこと』

『やらなければいけないこと』

には何かしらの

外的報酬を与えて

モチベーションを高めろ!!!

 

 

 

ということです。

6行で終わりました。笑

 

 

また、専門的な知識を用いて

わかりやすく心理学について

説明していこうと思うので

興味を持って頂けると嬉しいです。

 

 

最後に

 

読んで頂きありがとうございました。

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発達障がいの認識について

 

 

 

 

勉強をしていて感じたことの中でも、

これは発信する意味があるんしゃないか?

と思ったことがあるので

SNSを活用します。

 

 

 

 

 

皆さん、『発達障がい』と聞くと

どんなことをイメージするでしょうか。

 

 

 


簡単に説明すると、

発達障がいとは脳機能の障害のことで、

先天的・遺伝的なものです。

なので、発達の過程で後天的に

生まれるものではありません。

 

 

 

ここは重要なポイントで、つまり

 

『本人の意思でどうこうできるものではない』

 

ということです。

 

 

 


例えば学生時代、クラスに一人は

落ち着きのない子、

ある特定の学習(読む書く聞く話すなど)

だけができない子、

授業に全然集中できない子など、

いたと思います。

周りとは少し違うな…という子ですね。

 

 

その子が必ずしも発達障がいであるとは

言えませんが、実際問題その子は

それに苦労していて、なのに

どうしようもなかったわけです。

 

更に、周りからは変な目で見られ、

皆と少し違うだけで

【普通じゃない、変わってる】という

レッテルを貼られます。

これはストレスがかかるので、

精神的にも追い込まれます。


その状況を、まず想像してみてください。

非常に辛いはずです。

(ただ、思春期の年代にこれを求めるのは

難しい面もあると思われます)

 


なので、まず重要なことは、

発達障がいについて理解することです。

これが伝えたいこと①です。

 

 


次に、この発達障がいをどう捉えるか?

ということですが、

僕は『特性』であると考えます。

 


捉えようによっては、

ものすごく集中力があったり、

細かいミスも逃したりしない、

稀有な能力を持っていると言えます。

 

これは間違いなく個性であり、

こうした発達障がいの方が活躍する場が

たくさんあります。

現にマイクロソフトでは、

プログラミングの最終チェックなどに

発達障がいのある集中力の高い方を

採用しているという実例もあります。

 

 

 

 

 


さて、ここで考えてみてほしいのです。

 

 

程度の差こそあれ、

誰にでも得意不得意、

できること・できないことがあります。

 

しかしそれは悪いことではなく、

当たり前のことです。

活躍できる人が、

活躍できる環境で、

活躍できる分野で、

お互いに短所を補填し合える関係を

築くことができます。

 

働く、分業するとは本来そういうことです。

できないことを無理にやらせたり、

本来の能力とは真反対の能力を求めることは

僕は間違っていると思います。

 


人と人とが関わり合う中で、

協力し、助け合い、尊重し合えるように

なれば、世界はもっと素敵なところに

なるのではないかと、本気で思っています。

 


話が少し逸れましたが、

言いたいことはつまり

 

発達障がいも個性・特性であり、

程度の差こそあれ誰にでも当てはまること

だということです。

 

 

 

 


普通とはなんでしょうか?

発達障がいがあると何がダメなのでしょうか?

 

 

そのことを、僕たちはもう一度

しっかりと考えないといけないと思います。

 

 


長くなりましたが、

ご精読ありがとうございます。

 

 

 

次回の更新も楽しみにして頂けると

嬉しいです。

 

 

 

対人関係で前提となる姿勢について

 

 

 

皆さんこんにちは。

 

 

 

 

久々の投稿です。

 

 

今回は、

臨床心理士としてだけでなく

人と関わる上でも非常に大切だと

感じていることについて

書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

それは、

 

本人の苦しみは

本人にしかわからない

 

 

 

 

ということです。

 

『いや、当たり前じゃない?』

 

と思う方も大多数おられると思います。

しかし、当たり前だと思っていることほど

実は抜け落ちているものです。

 

 

当たり前だと頭でわかっていても、

それが無意識レベルの“ 習慣 ”として

身についていなければ、

わかっていないも同然です。

 

むしろ、普段から意識を向けていない分

余計に厄介だと言えます。

 

なので、ここでは改めて意識してもらい

日々の行動に組み込んでもらえたら、と

思います。

 

 

 

まずはじめに。

人はよく

『 相手の立場に立って考えなさい。』

と言われます。

 

その時、僕のイメージでは、

僕も含めて割と多くの人が

 

 

『もし私があの人の立場だったら…』

 

 

 

と考えます。

はい、相手の立場に立っ…

てるように一見思えます。

しかしこれは正確ではありません。

 

 

 

なぜなら、

『自分の立場から相手の立場を見ている』

に過ぎないからです。

 

そこには、自分がこれまで

育つ中で身に付けた

価値観、習慣、癖、思考回路が

存分に含まれています。

 

 

なので、自分にとってはどうなのか?で

その人を見てしまいます。

これでは相手の立場に立っていると

言うことはできません。

 

 

 

どう生まれ、どう育ち、どう学び、

成長してきたのか。

どんな価値観で、どんな考え方で

物事を捉えるのか。

 

 

ここまで相手の内面に踏み込まないと、

相手の立場に立っているとは言えません。

 

つまり、相手の立場に立つとは

相手になりきる、ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、次に。

 

これを踏まえた上で

話を元に戻しますと、

言いたいことが見えてくるかと

思います。

 

 

 

僕が伝えたいこと。

それは

 

本人の苦しみは

本人にしかわからない

 

 

ということ。

 

そして、相手の立場に立つとは

相手になりきるということ。

 

 

 

これらのことを鑑みると、

 

 

 

どれだけ考えても

全てのことは

相手の主観によって

決定付けられる

 

 

 

という結論が導き出せます。

 

 

《本人が苦しいと言っているのだから苦しい》

 

《本人が辛いと言っているのだから辛い》

 

 

 

正確に相手の立場に立つと

こういう結論に至るはずです。

 

 

決して

 

『でも私が若い時は…』

『こんなことあるはずがない』

 

と言い切ることなど出来ませんし、

現に本人は辛いのです。

 

 

 

仮に仮病だったとしても、

仮病をつく理由や動機が必ずあります。

そこにもまた別の辛さや苦しさが

(本人すら気づいていなかったとしても)

存在します。

それが無意識に思考や行動に現れていると

考えられます。

 

 

 

 

 

なので、大切なことは

 

 

・自分の当たり前を押し付けない

・どんなことであれ相手の意志を尊重する

・疑わず信頼して任せる

 

 

 

この三点が人と関わる上で

非常に重要な点だと考えられます。

 

 

こういう姿勢や態度を

前提にして人と関わると、

相手の姿勢や態度も

自然と変わってきます。

 

人間関係において大切なことは

信頼と尊重だからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、久々の投稿でした。

次回くらいからは、専門的な領域に

踏み込んでいけたらと思います。

 

ご精読ありがとうございます。

 

 

 

ブログを書くに至った経緯。

 

 

 

皆さんこんにちは。

 

 

山崎泰亮と言います。

下の名前の読みはよく間違えられますが

たいすけと読みます。

以後お見知り置きを。

 

 

 

軽く自己紹介。

 

僕は現在、臨床心理士になる為に

大学院へ入学すべく勉強中の

フリーター(自宅警備員)です。

 

元々心理学には興味があったのと

子供が大好きなこと、

そして親が二人とも教師ということで

子供〜大人までの発達に

特に興味があったことなどから

臨床心理士を目指すことにしました。

 

 

 

そして本題。

なぜこのブログを書こうと思ったのか。

それは、勉強をしていて

ふと感じた疑問からでした。

 

 

その疑問は

「世の中には色んな人がいて、皆一人ひとり何かしらの不安や問題を抱えている。その中で、自分ではどうしようもないことだったり、それで苦しんだりしている人もいる。でも、正式な病って訳でもないし、それを認めるのもどこか気が引ける。それに周りからの目もあるし、心の病って言っても通じない気がする…。」

 

こんな風に考えてる人って

結構いるんじゃ?と思ったことです。

 

 

具体的な経験談からも

そういった現状があることを

知っていたので余計に

そう感じました。

 

 

 

簡潔にその経験談を書きます。

 

僕は以前普通に社会人として

働いていました。

そして、会社の同期に

【どうしても突然寝落ちしてしまう人】

がいました。

 

普通に働いていると、

急に目の前がフッと真っ白?真っ暗になって

気付くと眠ってしまうのだと

本人は言っていました。

病院にも通っていて薬をもらっている、

とも言っていました。

 

しかし、周りの同期や会社の人は

「ただの居眠り」「正直仕事ができない」

などと言っていました。

 

僕もこの頃は臨床心理のことなんて

知らなかったので、

実際のところはわかりませんでしたが

そう思われるのも仕方ないのかな…

と思ってしまっていました。

 

 

しかし、今勉強している中で

 

  • 精神的な問題が身体症状として現れること
  • その中には睡眠障害があること
  • 下位分類にナルコレプシーという突然30分ほど眠ってしまう症状があること

 

を知りました。

 

 

「なるほど、あの時はそうだったのか…」

と理解したのと共に、

「でもこんなこと勉強しないと知らないし、周りから『あいつはサボっているだけだ』と思われるのってすごく嫌だな。でも、もしかしたらこういう立場にある人って、割といるんじゃないか?」

とも思いました。悲しかな。

 

 

そういった誤解や偏見をなくすために

このブログを書こうと決めました。

 

 

これにより、少しでも多くの人が

不安や恐怖、ストレスからくる

精神的な症状について知り、

そして周りの人に対して

思いやりや優しさを持てるような社会に

なればいいな、と思います。

 

 

※ただし、僕はまだ専門の資格も持っていない、かつ大学院で研究をしているような立場でもないので、あくまで知識として、こういうことなんだ、こういうこともあるんだ、といった具合に参考程度の理解をしてもらえれば嬉しいです。こういう時は必ずこうだ、あいつは病気なんだ、と思ってもらうために書いている訳じゃないことをしっかりと理解してもらいたいです。よろしくお願いします。